# WebP変換の画質オプション

従来の画像フォーマットJPEG・PNG・GIFからWebPへの変換には、libwebpに同梱される変換プログラムを利用します。

  • cwebp JPEG・PNGからWebPに変換するコマンド
  • gif2webp GIFからWebPに変換するコマンド

# JPEGからWebPへの変換

cwebコマンドを利用します。cwebpには多数のコマンドライン引数があります。

PHPWebPでは、デフォルトで次のコマンドライン引数を利用します。

  • -q 75 非可逆圧縮の品質を75(デフォルト値)にします。
  • -metadata icc 色味を制御するICCプロファイルを保持します。
  • -sharp_yuv 色味の境界や輪郭を可能な限りシャープに再現します。

引数を変更する場合は、設定オプションcwebp_jpeg_argsに配列として指定します。

<?php
// 非可逆圧縮の品質を80に変更
$config['cwebp_jpeg_args'] = ['-q', '80', '-metadata', 'icc', '-sharp_yuv'];

# PNGからWebPへの変換

JPEGと同様にcwebpコマンドを利用します。

デフォルトで次のコマンドライン引数を利用します。

  • -lossless 可逆圧縮を用います。
  • -metadata icc 色味を制御するICCプロファイルを保持します。

これらの引数を変更する場合は設定オプションcwebp_png_argsに配列として指定します。

<?php
// ICCプロファイルを保持しない
$config['cwebp_png_args'] = ['-lossless];

# GIFからWebPへの変換

gif2webpコマンドを利用します。

デフォルトでは特に引数を指定しません。引数を指定するにはgif2webp_argsに配列として指定します。

<?php
// 可逆圧縮でファイル容量を削減
$config['gif2webp_args'] = ['-lossy'];

# コマンドライン引数の参考サイト

各コマンドへの引数は、汎用的に最適と思われる組み合わせをデフォルト値としています。

引数を検討する際はWebPパラメーターナビをご利用ください。