# 本格運用に向けた設定

# 設定ファイルphpwebp.config.php

PHPWebPの動作をカスタマイズするには、設定ファイルとなるphpwebp/phpwebp.config.phpを編集します。

設定ファイルの例としてphpwebp/example-phpwebp.config.phpを同梱しています。

# シリアルコードの設定

商用ライセンスまたは制作ライセンスをお持ちの場合は、phpwebp.config.phpファイルにシリアルコードを登録してください。

利用統計をGUIダッシュボードで確認できるようになります。

<?php
$config['serial_code'] = 'シリアルコード';

# 定期ジョブの登録

次の定期ジョブを登録します。

  • 利用統計レポートの送信と整理 GUIダッシュボードで運用状況を確認できるようになります。
  • キャッシュディレクトリの整理 古いWebPキャッシュを定期的に削除してディスク容量の圧迫を防ぎます。

# cronに登録する場合

phpコマンドが/usr/bin/phpにあり、PHPWebPを/var/www/html/phpwebpにインストールしたとします。

次の例を参考にcronジョブを登録します。

# 利用統計レポートの送信と整理(目安:10分に1回)
*/10 * * * * /usr/bin/php /var/www/html/phpwebp/job.php report
# アクセスの少ない深夜3時にキャッシュの整理(目安:1日に1回)
0 3 * * * /usr/bin/php /var/www/html/phpwebp/job.php cache

# cronの実行ユーザーについて

cronジョブでは、必要に応じてphpwebp/dataディレクトリ内のファイルを削除します。次のいずれかのユーザーとして実行してください。

  • rootユーザー
  • PHPの実効ユーザー (例 www-data)
  • PHPの実効グループに参加しているユーザー

# パーミッションとcronユーザーの変更

次のようにphpwebp.config.phpファイルで設定を行うと、セキュリティを緩和してphpwebp/dataディレクトリ内はどのユーザーでも読み書き可能になります。任意のユーザーでcronを実行できます。

<?php
$config['cache_dir_perms'] = 0777;
$config['cache_file_perms'] = 0666;
$config['report_dir_perms'] = 0777;
$config['report_file_perms'] = 0666;